今、住宅づくりにどのような問題が起きているか。あるいは、どのような課題があるのか。
改めて考えてみようと思います。
■ 「掃除が楽、手がかからない宣伝から、自然素材回帰へ」
高気密 対 24時間換気、自然素材 対 ノンクレーム建築、
自然素材 対 心得の無いユーザー、自然素材 対 心得の無い職人、心得の無い建築士
■「防犯!防犯!という悪業界、ではなくコミュニティをつくる近隣設計を」
いくら一軒一軒を丁寧につくっていても、安全で良好な地域生活は営めない。やはり、いい近隣関係のないところでは緊急事態に対処は難しい。阪神淡路大震災でもこのことは明らかだった。住宅建築業を営む者の社会的職務に違いない。
■ 「なぜ、美しい町並みが出来ないのか」
今もなお美しい町並みはそのほとんどが江戸時代に形成されたもの。戦後の町並みで美しいものがどれだけあるか。大変悲しい現状がある。建築士がいなかった時代には美しい町並みがあり、建築士が世の中で活躍している時代には美しいものが出来ていない。これは偶然なのだろうか。
■ 「地球温暖化に対して本気で取り組んでいるか」
私の取り組んできたこと。そして、今の関心。
小屋裏換気、自然通風、西日対策、クールチューブ、太陽熱利用(OMソーラー、エアサ
イクル)
地熱への注目
■「建築人としての社会性」
一言だけですが、誰のためにつくるのか。それともつくらないのか。それが大切です。