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丸谷博男の友人知人、そしてアートセンターの皆様
北海道の旭川では降雪、沖縄では入梅。 日本列島は、四季彩々です。 今年の前半は、福岡と北海道の出張が続きます。 日本列島を身体で感じています。今週末の札幌は、今年最後のお花見になりそうでね。 5月の連休皆様如何がお過ごしでしたか。 わたくしは、前半は東京でゆっくりと仕事場にいました。締め切りがなく気侭に仕事をしている時が一番幸せです。気になったことがあると、資料を探す。あるいは本を読む。日頃追われていると、仕事をまとめるだけで精一杯。余裕がありません。 後半は、福岡と山口県の防府にいました。 一度講師としてお招きいただいただけなのですが、周南市周辺の方々とは何となくこころ通じるところがあり、竣工見学会には沢山の方々がいらしていただけました。 建主さんも吃驚されていました。 連休明け、心機一転です。 梅ヶ丘アートセンターギャラリーの御案内です。 □東京芸術大学陶芸講座「新世代の源流」展が始まります。 東京芸術大学工芸科の中でも、陶芸研究室は、最も歴史の浅い講座です。前身の陶芸研究会を経て、1964年(昭和39年)から陶芸専門の大学教育機関として、東京上野に、陶芸工房が生まれました。 やきものの産地ではないデメリットを、自由な発想や新たな技法の開拓というエネルギーに変え、産地中心だった日本の陶芸界に、新しい風を吹き込んできました。 時代と共に、技術や設備が進歩し、指導者も世代交代していく中で、学生の作陶に対する理念や姿勢も変化しています。 今回ピックアップした5名の陶芸家は、新しいタイプの制作姿勢と表現力を持った作家達です。同じ学舎で陶芸の基礎を学んだ各作家が、技術と個性を模索しながら自分のスタイルを築き上げています。 1年を通したシリーズでご紹介することで、大きな流れを感じていただければ幸いです。この機会にぜひ、新しい息吹の作品群をご高覧下さい。 皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。 梅ヶ丘アートセンター代表 丸谷 博男 企画 やきものライター オトハラ・オサム ・第1回 篠塚裕子 5月18日〜25日 ・第2回 千葉雄一 11月11日〜22日 ・第3回 佐野はるか 12月09日〜25日 ・第4回 森口ナオヒロ 1月18日〜2月8日(2006年) ・第5回 両角 香 3月24日〜4月5日(2006年) 【シリーズ構成】 ------------------------------------------------------- Part1 '05 5/18WED〜5/25WED 篠塚 裕子 Yuko Shinozuka Part2 11/11FRI〜11/22WED 千葉 雄一 Yuichi Chiba Part3 12/09FRI〜12/25WED 佐野 はるか Haruka Sano Part4 '06 1/18FRI〜2/08WED 森口 ナオヒロ Naohiro Moriguti Part5 3/24FRI〜4/05WED 両角 香 Kaori Uozumi ------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------- Part1 '05 5/18WED〜5/25WED (写真・篠塚)篠塚 裕子 Yuko Shinozuka 1968年 神奈川県に生まれる 1992年 東京芸術大学大学院陶芸専攻修了 1995年 現代の茶陶展 入選 1996年 花の器ビエンナーレ 入選 1998年 BONSAIの器展 優秀賞 2003年 日本クラフト展 入選 2004年 工芸都市高山2004クラフト展 入選 現在 神奈川県横浜市にて制作 個展・グループ展多数 有機的な曲面で構成された独特のフォルムが特徴的な作家である。しかし、ベースにあるのは工芸的「用」。 彼女が常に意識しているのは「用」と「造形」の二面性を兼ね備えた作品づくりだ。「用」の要素をシンプルに解釈して、造形のベクトルへ転化している。伝統的なカタチや決まり事からあえて離れようとしているかのようだ。 最近のイギリス旅行で、装飾を極限まで廃した表現様式「ミニマリズム」を体感し、あらためて「侘」に代表される成熟した日本文化を再認識したようだ。「今志向しているのは、ミニマルでデコラティブなもの」相反する造形の方向性と「用」を彼女の中でどうやって融合させて表現するのだろうか。 「最後まで答えが出ないかも知れない」と正直に語る彼女は、「アート」と「工芸」を行き来しながら模索している。彼女の見付けた答えの断片を見られるのが楽しみである。 (写真・1) 片口 大:9×12.5×13cm、小:14.5×10×11cm (写真・2) 花器 20×20×21cm ------------------------------------------------------- Part2 11/11FRI〜11/22WED (写真・千葉)千葉 雄一 Yuichi Chiba 1971年 東京に生まれる 2000年 東京芸術大学大学院陶芸専攻修了 現在 埼玉県幸手市にて制作 【個展・グループ展】 INAXガレリアセラミカ 新宿、桃林堂 青山、大丸 東京ほか http://www.yuichi-chiba.com 彼の作品は一見カラフル。 しかしよく見ると一定の秩序の中で色彩が柔らかく響き合っている。とても日本的な湿気をおびた色使いである。その色彩が幾何学文様となって覆い尽くすスクエアな造形は「物語の世界」に登場しそうな無国籍なケンチクブツ(建築物)を想像させる。 試行錯誤しながらつくり出した色化粧で装飾を施し、無釉で焼き締めている。 いわゆる陶芸的な素材感への強いこだわりはないようだ。彼が使う技法は、あくまでもその世界をつくり出すための手段でしかない。 作品づくりのコンセプトは?という問い掛けに「時」「流れ」「間」「詩」「物語」「ひらめき」「ときめき」という短い言葉を挙げてくれた。まさにこれらの言葉があてはまるチバユウイチの創作は、作品が存在するであろう向こうの世界へ見る人をトリップさせてくれる。 (写真・1) 星アンテナ 27×10×21cm (写真・2) あうん 16×9×13cm ------------------------------------------------------- Part3 12/09FRI〜12/25WED (写真・佐野)佐野 はるか Haruka Sano 1972年 東京に生まれる 2000年 東京芸術大学工芸科陶芸専攻卒業 2003年 第41回 朝日陶芸展 入選 2004年 BONSAIの器展 奨励賞 現在 茨城県取手市にて制作 「多肉植物」「種子」「芽」「茸」などから抽出され、手びねりによって紡ぎ出される造形は、熱帯のジャングルに生息している生物のようだ。色彩が淡く変化する独特の結晶釉が造形と融和して生命力を強調している。 一言で「用」といっても、各作家によってその捉え方は様々である。原理主義的に「用」をとらえる作家もいれば、広く解釈する作家もいる。作品づくりで心懸けていることとして「とにかく穴が空いていて容れ物であること」と答える彼女は後者のタイプだろう。 新世代の特徴の一つでもあるこのスタンスが、彼女の作品づくりにおいては、大きな強みとなっている。 他の作家が、生活の中で陶芸が占める割合を四〜六割と答える中、彼女は七割と答えている。五人の中で最もアーティストの気質を持った作家である。 (写真・佐野1) 女波(めなみ) 20×13×13cm (写真・佐野2) ジャックの豆 17.5×12×17.5cm ------------------------------------------------------- Part4 '06 1/18FRI〜2/08WED (写真・森口)森口 ナオヒロ Naohiro Moriguti 1970年 広島県に生まれる 1997年 東京芸術大学大学院陶芸専攻修了 1998年 嬬恋高原芸術展 2000年 ギャラリー・ダイヤ個展 2004年 第42回 朝日陶芸展 奨励賞受賞 2005年 第18回 日本陶芸展 入選 2005年 第7回 国際陶磁器展美濃 入選 現在 千葉県市川市にて制作 個展・グループ展多数 オブジェ作家として頭角を現してきている陶芸家である。 やきもので彫刻的な作品をつくるとき、焼成という過程は造形的な制約にもなる。しかし、焼成という過程にこそ、あえてやきもので表現する意味がある。けして他の素材では表現できない質感や造形が彼の作品の要にもなっている。 オーソドックスな器づくりもそつなくこなし、オブジェづくりと完全につくり分けている制作姿勢からは、陶芸を取り巻く様々なものを、俯瞰から見ているかのような冷静さを感じる。飄々としていてクールな雰囲気をただよわせている彼に、陶芸家っぽい泥臭さはない。 「静寂の中にある強さを表現したい」と語り、ゆったりとしたマイペースな制作を心懸けている。 彼の仕掛ける美は、そっと佇みながら我々に驚きと新鮮な感動を与えてくれるだろう。 (写真・森口1) 層 16×13×22cm (写真・森口2) SANAGI 38×10×20cm ------------------------------------------------------- Part5 3/24FRI〜4/05WED (写真・両角) 両角 香 Kaori Uozumi 2000年 東京芸術大学大学院芸術学専攻修了 2002年 東京都足立区に築窯し、動物の置物を中心に作陶に取り組む 【主な展覧会】 1997年〜 日本橋三越本店 杜窯会 2001〜2004年 青山桃林堂 グループ展 2001〜2004年 青山デュヌラルテギャラリー個展 いすの上のねこ(陶筥) 13.5×9×11cm月とウサギ(陶板) 26×26×4cm個性を伸ばす指導方針は、彼女にとって幸運だった。東京芸大の陶芸講座初の陶人形作家だろう。15年前の陶芸講座では、彼女のような作家は存在しなかったかもしれない。 「ねこ、いぬ、あまがえる、いぼがえる、ハムスター、やもり、うさぎ。飼っている動物を一番つくります。本当はつくるより見ている方が好きなんです。」「物語があるもの。やさしい世界がよいです。現実逃避です。」と語る彼女の動物へのやさしいまなざしが、そのまま人形の表情となってあらわれている。 説明的な要素を排除した必要最小限の造形と装飾。けしてつくり過ぎることなく自分が愛する生物達を表現している。 さりげない表現だが、非常にレベルの高い確かな技術に裏打ちされたものだ。 両角ワールドとも言える人形達が、見るものをほんわかとした気分にしてくれるだろう。 (写真・両角1)いすの上のねこ(陶筥) 13.5×9×11cm (写真・両角2)月とウサギ(陶板) 26×26×4cm -------------------------------------------------------
by h.maruya
| 2005-05-11 06:47
| ♫自然素材の表現
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