東京芸術大学陶芸講座「新世代の源流」Part5
両角 香 Kaori Morozumi
2006年3月24日(金)−4月5日(水)
AM11:00-PM5:00(木曜定休)
素材と造形を考える会 3月26日(日)PM5:00〜
「陶人形」と一言で言っても、アプローチの仕方や表現方法は作家によって様々だ。
両角さんの場合、雪ダルマ的に目、鼻、口を付けるようなことはしない。造形手法は、
あくまでも彫刻的。説明的な造形を極力抑えながらその動物に迫る。彼女の優れたデッ
サン力がなせるワザと言えるだろう。また、陶芸独自の素材感を生かす事も忘れてい
ない。
かたち作られた人や動物の表情に、作家が込める想いの様なものが見える。彼女が、
愛してやまない動物たちを作るとき、その表情は、優しく穏やだ。
見る度に進化している彼女の作品達に会えるのが楽しみだ。
やきものライター オトハラ・オサム