■まずは、外壁のこだわりをご紹介します。
1.木製リブ構造
自動車のラジエーターのようにリブ構造なのです。
その秘密は、ただの板貼りと異なり、光と陰の連続が生まれます。
また、見る方向で形が異なり、変幻自在の表情を生み出します。これも、不思議な外壁なのです。
さらに、直射日光による、受熱を極力抑え、室内の温度上昇を和らげるのです。
2.モルタル壁の外壁を「ソトン壁」で水を吸い込む外壁にしています。
ですから、太陽が当たると、水分が蒸発し建物の温度上昇を抑える働きをします。
これは、昔からの知恵。現代工法は、屋根も外壁も防水にしてしまうので、水を吸うことができず、太陽光が当たると、すぐに温度上昇してしまいます。
もう一つ工夫があります。
それは、磁器製の水切りによって、外壁の汚れ防止と、陰をつくることで外壁に深みを与えます。
また、壁面を小さい単位に区切っているためクラック防止にも役立っています。